鉄道模型 国鉄20系客車の手づくり

20系
 どうしても欲しかった客車。予算の都合で既製品だけでなく、キットの購入も難しく、最後の手段として紙製の客車を製作することにしました。中学2、3年生のころでした。
 製作したのは日本の鉄道史で、客車の中では最も愛されたと言っても過言ではないブルートレインの国鉄20系特急形寝台客車。昭和33年(1958年)に登場し、東京 ー 博多間を結んだ寝台特急「あさかぜ」に初投入されました。通称、ブルトレです。ED70形が牽引した実績はないかもしれませんが、憧れのブルトレ20系が第1候補に挙がりました。

電源車
 車体に使う厚手のケント紙、穴や溝を埋めるパテ、下地塗料のサフェーサー、曲面に使うバルサ材などを地元で購入。設計図をはじめ、台車や窓に使うプラ板、カプラー、数種類の紙やすりなどは大阪の鉄道模型店で調達しました。
 出来栄えは悪く、見苦しいですが、手探りの状態での作業で、完成させるまで随分時間がかかったように思います。鉄道好きの友人からアドバイスも受けました。
 うろ覚えですが工程を振り返ってみます。設計図を頼りにケント紙に図を描き、窓やドア部分などをくり抜き、溝を入れて丁寧に折り曲げて車体の形にします。客車、電源車とも前方と屋根部分は丸みを帯びており、紙での表現は難しくバルサ材を使い、成形しました。窓には内部からプラ板を貼ります。
 溝をパテで埋めたあと、目の粗いものから細かなものの順に何種類ものサンドペーパーで根気強く磨き、塗装の作業へ。全体にサフエーサーをむらなく塗り、乾燥後、車体色のスプレー缶の塗料を吹き付けます。その後、筆で銀色の窓縁やクリーム色の3本の帯を入れました。
            
床下2
 床下機器も大雑把ではありますが、自作し、車体にはめ込みました。3両分を仕上げていたようで、1両分だけ残っていました。20系客車は山陰本線も走った寝台特急「出雲」のほか「さくら」「はやぶさ」等にも使われました。いずれも長編成で、少なくとも5両を仕上げるのが目標でした。
 わずか2両で断念した最大の理由は不器用だったこと。高校受験が迫り、中断を余儀なくされたのも要因です。

屋根  電源車の屋根は複雑です。屋根上のファンの再現には苦心しました。らしさを出す素材を使って表現しました。
 半世紀近く前に制作した模型を眺めていると、長編成のブルトレ模型を走らせたいという気持ちがこみ上げてきます。
 鉄道模型熱は高校入学後も冷めません・・・。続く。
にほんブログ村 鉄道ブログへ
鉄道ランキング 鉄道コム
スポンサーサイト