名車に出会う⑤ 丸1日・ 鉄旅堪能「トワイライトエキスプレス」(京都鉄道博物館)

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(EF81牽引のトワイライトエキスプレス)
 寝台特急の先駆けだった「トワイライトエキスプレス」は、世界的に有名なヨーロッパのオリエント急行がモデルになっています。1989年に運行が始まり、日本海側を通り、大阪-札幌間約1500㎞を丸1日近くかけて走り続けました。車内では雄大な沿線風景を眺め、食事等の充実したサービスを受けることができ、単なる移動手段ではなく、鉄旅が満喫できるJR西日本の看板列車でした。
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(京都博物館に展示されているトワイライトエキスプレス)
 チケット入手が難しい絶大な人気ながら、内外装を改装して使っていた24系25形客車の老朽化で、2015年3月に定期運行を終えました。一度は引退したのですが、復活を熱望する鉄道ファンの声に応え、「特別なトワイライトエキスプレス」として翌年3月まで伯備線・山陰線を通る「山陰コース」等を団体列車として駆け抜けました。
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(専用色をまとったEF65が牽引するときもありました)
 トワイライトは「薄暮」の意味。日本海の深い緑をイメージをした車体色が特徴で、1人、2人用個室を配した車両やレストランカー、サロンカー等もあり、超豪華。最後尾から絶景が楽しめる2人用個室もありました。車窓から日本海や北海道の自然を満喫でき、日本海に沈む夕日に感激する方が多かったようです。
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(山陰本線を走る特別なトワイライトエキスプレス)
 東海道本線や北陸本線、津軽線、函館本線、室蘭本線等12線も経由。電化、非電化区間を走るため、トワイライトエキスプレスは基本的に大阪-札幌間で、EF81、ED79、DD51が使われていたようです。
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(伝統を受け継ぐトワイライトエキスプレス瑞風)
 JR西日本は、「トワイライトの伝統を受け継ぐ」とし、2017年6月からクルーズトレイン「トワイライトエクスプレス瑞風」既出記事の運行を始めました。最高乗車料金は2泊3日で一人125万円と、まさに高級ホテルのスイートルームのようです。受け継いでいるということは、トワイライトエキスプレスはまだ現役と理解していいのでしょうか。車体色の瑞風グリーンも確かに深緑ですね。
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(小学生に頃に乗車した日本海側を走る寝台特急「日本海」)
 私が日本海を走る寝台特急で乗車経験があるのは、その名も寝台特急「日本海」。小学生の頃、京都から秋田まで利用しました。ブルトレ20系の3段ベッドの最上段。カプセルホテルのような狭い空間でした。当時から、列車は移動手段でなく旅を楽しむものとの意識が強く、一睡もせず、敦賀、金沢、高岡等の駅に停まるたびに梯子を下りてカーテンをめくり、駅名板を眺めていました。懐かしい思い出です。
 「トワイライトエキスプレス」は最終列車の出発時に大阪駅ホームに、鉄道ファンが殺到し、ホームが埋め尽くされていた光景をテレビで見たのを覚えています。希少な長距離寝台特急だっただけに、一度は乗りたい列車でした。わずか4半世紀で姿を消してしまい、残念です。

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