名車に出会う② 郷愁誘うSLスチーム号(京都鉄道博物館)

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(SLスチーム号 特急つばめで活躍した「C62  2」)
  JR西日本が運営する京都鉄道博物館。よく利用するJR山陰線沿いにあるだけに親近感がわく施設です。SLの展示が充実しているのが特徴。旧梅小路蒸気機関車館時代の収蔵物も引き続いて展示されており、1914年(大正3年)に建設された扇形車庫は、国の重要文化財等にも指定されています。
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(SLスチーム号 「C61 2」牽引列車)
 展示されているSLは明治から昭和までを代表する20余両。8620形や9600形、D51、C62等、往年の名車がそろっていてSLファンにはらまらないスケールです。製造第1号車も多いです。動態保存されている車両も少なくなく、第2検修庫から、外からではありますが解体検査や修理をする様子が見学できます。
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(梅小路の扇形車庫前転車台そばの線路に乗る「C61 2」
 梅小路蒸気機関車館時代から走るSLスチーム号に乗車体験ができ、時代のロマンを感じます。特急「つばめ」で活躍したC62形2号機等が牽引する客者に乗り込み、展示運転線で短時間ではありますが、昔の鉄道の旅を体験できます。
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(プロムナードに展示される「C62 26」)
 私がSLが牽引する列車によく乗ったのは幼少時代。まだ客車の明かりが裸電球で、扇風機も付いていない車両もありました、座席の背あてにモケットが張られず、板がむき出しの状態で、背中が痛かったのを覚えています。
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(国産初の量産型SL「230形」 国指定の重要文化財)
 車社会の今と違い、かつて鉄道は欠かせぬ交通の足でした。海水浴シーズンは10両ほどの客車が満席で床に座っている方もいました。暑さをしのぐためうちわや扇子を手にする方が目立ちましたが、窓側の席を陣取り、全開した窓から入る風を浴びるのが心地良かったです。トンネルに入ると客者に黒煙が入り込み一気に窓を閉める光景が常々見られました。
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(英国製の勾配線区用SL 「1800形」 「40」と改番されています)
 甲高い汽笛が鳴ると発車。ガタンと強い振動を感じたかと思うと、シュー、シュー・・・とブラスト音、そしてポッ、ポッ、ポッ・・・とトラフト音が聞こえ、ゆっくりと走り出します。鉄の塊のSLはまさに生き物のようでした。今は、観光列車を除いて沿線でSLが疾走する姿は見られません。でも、撮り鉄や乗り鉄、模型鉄、音鉄の方ら幅広い年齢層の鉄道ファンに愛され続けるでしょう。永遠に!

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