名物 坊ちゃん列車 運行再開に期待(伊予鉄)

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 バスや鉄道などで運転士不足が全国各地で深刻になり、減便等での対応が目立っています。先日、愛媛県松山市に本社を置く伊予鉄道(現・伊予鉄グループ)の路面電車を紹介し、末尾で、「坊ちゃん列車」は後日アップしますーと記していたのですが、11月1日から、運転士不足が主要因となって当面運休されることをテレビ報道で知りました。松山を訪ねて再乗車したいと思っていただけに、とても残念です。
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  坊ちゃん列車は古い歴史を持ちます。ドイツ(当時のバイエルン王国)ミュンヘンのクラウス社から輸入したB形SLを使い、伊予鉄道が1888年(明治21年)に運行開始。1954年(昭和29年)まで走らせていました。
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 明治の文豪、夏目漱石が松山市を舞台に執筆した小説「坊ちゃん」のなかで、伊予鉄道のSLが牽引していた列車を「マッチ箱のような汽車」として記しており、「坊ちゃん列車」と親しまれるようになったようです。
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(街中には坊ちゃん列車のSLレプリカや本物も展示されています)
  復活したのは2001年。松山市が松山城や道後温泉などを有する観光都市で、観光の目玉にしたいという関係者の強い思いがあったようです。しかし、人口50万人の四国最大の街中に再びSLを走らせると煤煙問題が起きる恐れがあります。この難問を解決したのが、SLの姿ながらディーゼル動力を採用するという名案でした。
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(子規堂に保存されている坊ちゃん列車の客車)
 制服姿の機関士、機関助士が乗り込んで、水蒸気を煙突から出しながら走らせます。汽笛はもちろん、ドラフト音までスピーカーから流れています。街中での走行風景は実物さながらで、ディーゼル駆動と気が付かずに乗車している方も少なくないでしょう。
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 紆余曲折を経て半世紀ぶりに復活した坊ちゃん列車がわずか20年余りで運行が途絶えると、知らずに訪れた観光客はがっかりします。路面では全国唯一のディーゼルエンジンを使ったSLという特異な存在。観光客にも人気がある名物列車で、歴史を受け継ぐためにも早期の運転再開を望みたいところです。
                             (参考:Wikipedia)
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