智頭急行 花形特急のスーパーはくと
気動車特急「スーパーはくと」。日本で一番長い558mあるといわれるJR京都駅0番ホームから発着します。展望タイプの先頭車のフォルムは流れるようなデザインで、一昔の気動車特急とは随分違います。2008年度グッドデザイン賞に選ばれたのも、うなずけます。所有は智頭急行。
かつて山陰地方の米子、倉吉、鳥取などと京都を結んだ列車としては特急「あさしお」が有名。車両はキハ80系、そしてキハ181系を使い、山陰本線経由で運行していました。しかし、一部区間が電化されて1996年廃止されました。
一方、山陽本線の上郡と因美線の智頭を結ぶ智頭急行智頭線が、1994年に開通。鳥取、岡山、兵庫3件や沿線自治体出資による第3セクターで、収益性は現在、第3セクターのなかで1位を誇ります。「スーパーはくと」の存在が大きいようです。
当初は、キハ181系車両の「はくと」(写真は181系やくも)も走っていましたが、現在はHOT7000系の「スーパーはくと」(写真2枚は三ノ宮駅)に一本化。貫通式の先頭車もあります。
京都ー鳥取間の所要時間は、特急「あさしお」の場合約4時間に対して特急「スーパーはくと」は約1時間も短縮。カーブが多い山陰本線と違い、東海道本線、山陽本線を最高速度130㎞で疾走。区間距離約56㎞ある智頭線は単線ですが、新路線のためカーブはそう多くはなく、振り子機能を備えているため高速を維持して運転ができます。
発揮される振り子機能
国鉄381系はかつて福知山線などで第2の人生を過ごしましたが、振り子機能をもちながら、駅ホームへの接触が懸念され、機能を十分に発揮できませんでした。この列車の乗車経験はありませんが、機会があれば利用し、展望席からの眺めを満喫したいと思います。
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